2014年6月2日月曜日

広告会社の収入

 広告会社の収入は、大きく分けると二つあります。媒体収入と制作収入です。この2つの収入の うち、広告業界 全体で見ると、媒体収入がはるかに大きな割合を占めています。今回は、二つの収入の仕組みを解説し ます。

媒体収入の仕組み

 媒体収入とは、主にマスコミ媒体の広告から得 られる収入を指します。またこれらに、交通広告や インターネット広告を加えることもあります。媒体 収入の特徴は、定価が決まっているため、基本的に はどの広告会社が広告主に販売しても、料金は同じ というのが原則になっています。

 媒体社が設定する定価には、広告会社の利益が含 まれているのが通常です。広告会社は、媒休社が設 定する定価で広告主に販売します。広告会社は媒体社に販 売手数料を引いて支払います。 このことをマージンといい、マージンが、販売価格 の何%かは、媒体によっても違いますし、広告会社 と媒体社の関係でも遣います。


制作収入の仕組み

 制作収入は、一言でいうと外部会社に委託する外 注費(原価)に広告会社の営業管理費を上乗せした部分となります。いわゆる原価 があって、それに自社の利益を追加するという、ビ ジネスとしては一般的な構造です。



 

2014年6月1日日曜日

媒体社とは何か

 広告媒体は、「双方の間に立って広告をとりもつもの」、「商品と顧客の聞をとりもって、商品の情報やメッセージを伝達するもの」です。そして、この広告媒体を自社で所有してビジネスを展開する企業が世の中には多数あります。このような企業のことを媒体社と呼びます。私たちに最も身近な媒体社といえば、テレビ局、ラジオ局、新聞社、雑誌社と、マスコミ四媒体を所有する企業でしょう。

 テレビ局各局は、新聞社と密接な関係を持ってい ます。具体的にいうと、日本テレビは読売新聞、フジ テレビは産経新聞、TBSは毎日新聞、テレビ朝日は 朝日新聞、テレビ東京は日本経済新聞、という具合 です。